チケット発売情報も一段落。でも「毎日見に来てくれる人になんか新ネタを…せめて来日まで更新を」と苦しまぎれに考えたこの企画。日々雑感のエアロスミス的活動報告&個人日誌です。 ※書きかけでしり切れトンボになっていた「Dude」を修正しました。 |
あきら教授誕生秘話 [12/21: Mon] ●よく来る質問 「Akiraさんって、ヒゲをはやしてるんですか?」 「あきら教授のイメージは、Akiraさんの顔ですか?」 僕は、ヒゲは、はやしていないのであーる。 大学時代に一度挑戦したが、剛毛なのでカユくてあきらめた経験がある。
リンク集にもある「牛飼いとアイコンの部屋」から借りて来たキャラクターだ。 岩石音楽史、音盤考古学を始めるに当たって、昔話で話が説教くさくなるから どー工夫しようか…と考えていた時に、見つけたのが「ドクターひげ」。 解説(ネットスクール)のキャラ、はげちゃびんのリンク教授を使いたかったのだがが 勝手に使うわけにもいかないので、いろいろ探して「ドクターひげ」に行き着いた。 彼を昔話のガイド役にしたわけよ。 トシがトシだから、大上段から語っても、なんとかカッコがつくでしょ。 以上、あきら教授誕生秘話でした。 |
20年前のポスター [12/12: Sun] ●コレクターというのは、物を捨てられない人種である。 恒例「1900年代最後のロック秘密結社集会(つまり忘年会)」に行ってきた。場所は、西新宿と並ぶ戦後が残る風情の有楽町−新橋ガード下。この集会は、乾杯から最初の30分はいつも日ごろの活動報告会。「頼まれたの、見つけてきた」「コピー作ってきた」「こんなん出てきた」などなど。 この日の爆弾を持って来たのは、いしかわ博士。押し入れから(?)出て来たポスターを、ほとんど無傷の状態で持って来たんである。 「マリコさんには、パイロットのやつ」 「えー…………(絶句)」 絶句もするわな、1975年のアルバム発売記念ポスターが1999年に無傷で出てくるか? もう「お金では買えない」しろものである。 「Akiraさんには、約束してたエアロね。画鋲の跡、ちょっとあるけど」 「………ライブ・ブートレッグ発売のときのヤツやん、これ………」。 「石丸電気でもらった。あのころ、石丸電気でレコード買ってたから」 おいおい場所まで覚えてるかい。 もう1枚、年代不明だがドロー・ザ・ライン(またはロックス)時代のポスターまでいただいた。スティーブンとジョーのステージ姿。 「それと、これも」 ランDMCの「ウォーク・ディス・ウェイ」12インチ、日本盤帯付き。 「出てすぐ買ったやつね。ほとんど聴いてないから超美品だよ」………再び絶句。 なかなか見つからない「ウォーク・ディス・ウェイ」にいくら払えばいいのかとドキドキしてたら(?)、僕が2枚持ってるカーサール・フライヤーズのLPでいい(つまり交換)になった。 コレクターというのは、物をとっても大切にする人たちのことなんである。 追記) と書いたら、水曜日にアメリカからエアメールが着いた。中身は中古シングル盤。 あれま、RUN D.M.Cの7インチ「Walk This Way」スリーブつきが出てきたよ。 半年前まであれほど捜し回っていたレコードが、いつの間にか3枚にも増えてしまった。 全部フォーマットが違うから、いいけどさ(笑)。 |
After The Fire@新宿想い出横丁 [12/10 : Fri] ●新聞でも大きく報道された、火事に見舞われた新宿西口・想い出横丁を見て来た。先月末、西新宿大ガード横のラーメン屋から火が出て、横丁が半壊した…と聞いていた。 西新宿は、レコード・ハンティングする人間にとって、避けては通れない場所だ。聖地とも暗黒地帯ともいうあのブート&レア盤屋の集合地帯を視察した後、想い出横丁でひと休みして、どんぶり飯をかきこんで新宿駅帰ってくるのが、僕のパトロールのコースである。 新聞報道でだいたい見当はつけていたが、予想どおり大久保側が半壊。工事現場の板塀で囲まれて、立ち入り禁止になっていた。横丁を十文字に走る通路の、残り半分の新宿駅側は、何事もなかったかのように営業していたが…。心なしか客の入りは少ない。 鶴亀食堂は、いつもどおり営業していた。フジテレビ系ドキュメンタリー「NONFIX」でも取り上げられた、新宿裏町の名物食堂。戦後の闇市の風情が残っているのは、東京でもこの思いで横丁と、新橋のガード下くらいなもんだ。店主夫婦が年老いて、かつての24時間営業も現在は朝8時30分−夜11時30分に短縮された。それでも一膳飯450円から…と、メニュー自体は15年間ほとんど変わっていない。 例によってささみ丼(ささみの天ぷらご飯)450円と豆腐の味噌汁100円を注文。15年前は、ささみ丼は300円、豆腐の味噌汁50円で、吉野屋の牛丼より安かったのだ。冬の寒い日など、煮返しすぎて豆腐が茶色になった、口がやけどするほどアツアツの味噌汁で飯を食ってたもんである。隣では、おっちゃんが冷や酒と小皿料理で一杯やってる…という風情。 現在の建築法から言ったら、崩壊した来た半分はもう再開発以外に生き延びる手はないのかもしれない。戦後に建てた長屋という建築物である。あのこ汚くも活気ある風景は、もう再現できないだろう。せめて駅側半分には生き残ってほしいもんである。 ●で、パトロールの結果報告。アメリカ盤「パンプ」のCDカートンボックス入り限定盤、2800円+消費税。1年前に渋谷ユニオンで5800円で見つけて、必死にガマンした物件だ。2800円はまず底値だろうということで購入。 ●来日も近づき、ぼちぼちエアロスミス関係の入荷に動きは…と思ったが、某店にシングル盤が数枚入荷したのみ。日本盤「カム・トゥゲザー」1000円は、思わず財布に手が伸びかけたが、2枚持ってるのでガマン。「バック・イン・ザ・サドル」美品2800円も、落書き入りだけど900円で拾ったのがあるから見逃し。ブートも大して動きなし。出るもんは前回の1998年春の来日で出尽くした…という印象である。ブートも品薄だが、某店にはそれでも20種類くらいあった。主要音源は持っていたので、これも見逃しである。今は来日に向けて、じっとガマンの時期である。あー、宝くじ当たらないかなぁ(笑)。 (追記) その1000円の「カム・トゥゲザー」は、ちょうど学会の発表で東京に来ていたまきん君が、土曜日に買って帰ったそうな…。もうありませんので、今から行ってもだめっすよ>みなさま |
Dude (Looks Like A Lady) [11/21] ●ビデオの話その2 次に登場した復活エアロのヴィデオクリップ第2弾が「Dude」だった。これはクリップ集・BIG ONESに入ってるから、まあおなじみの物件だわな。 なぜか工事現場、なぜかきれーなおねーさんで始まるヤツ。もっともあの工事現場のドリルの音で、思わずTVに目を合わせるという効果まで計算した、かなりよくできたクリップだ。お遊びのインサートシーンはあるものの、基本的にはライブ風景で構成してある。 このビデオに登場するステージは、パーマネント・バケーション・ツアーのものだった。マイクスタンドを持ってスティーブンが坂道を駆け上がっていく場面があるが、これはステージの後ろ(ドラムセットの後ろ)を一周できるループになってた。 1988年、11年ぶりの来日で、僕もこのステージセットを見た。ループに駆け上がったのは、Back In The Saddle。ギターソロになる中間部で、マイクに馬乗りになったスティーブン、例の口笛をふいて「ほうきで馬乗り」ならぬマイク馬乗りでループを、ステージを2周。かっこよかった。 もう形容する言葉がない。下と重なる表現になっちゃうけどさ、「よくぞあーた、生きて帰ってきてくれました。もう会えるとは思ってなかったですよ。待っててよかった、信じててよかった」 目頭に熱いもんがこみ上げて来たのは言うまでもありません。「Dude」を見ると、必ずこの時の日本公演を思い出す私なんである。 (追記) このビデオは編集違いで2バージョンある。見分け方は、レザースカートに手が伸びる瞬間。スカートはぎとって「1984年ライブ・エイドのティナ・ターナーかい!」の場面になるのが、オリジナル。お尻ぷりん!でエアロ・ウィングが登場するわけだが、「そんなもん、セクシーすぎるから放送できんぞ」というテレビ局用には、スカートに手が伸びてあわや…ライブシーンに切り替わるのがバージョン2。 なお、1984年ライブ・エイドで、ティナ・ターナー姐御のスカートはぎとって、セクシーなお姿を全世界中継しちゃったのはミック・ジャガー御大である。 |
Let The Music Do The Talkin' [11/18] ●ビデオの話その1 Vacation ClubのS.O.S(too.bad)君が、興奮気味にメールを書いてきた。関西支部長・えあすいパパが中心となってのオフ会の2次会で行った店で、「熱く語れ!(Let The Music Do The Talkin')」のビデオクリップを見たという。 「噂でしか聞いてないプロモビデオをいきなり見れるとは!!!!」 と、いきなり「!」が4つもついてしまうくらいの感動だったらしい。 そうか、あのビデオもテレビで流れなくなって久しいもんな…。 僕にとっては、嫌だというほど見た「普通のビデオ」なのだが、世代も1周り以上違うと、生まれて初めて見る「お宝体験」だったらしい。以前はエアロ特集と言ったら必ず「Let The Music Do The Talkin'」が流れたものなのだが。 あのビデオを最初に見たのは1985年。あのころは海外の情報が入ってくるのは2〜3か月遅れ。その前に「エアロスミスがオリジナルメンバーで再編、ツアーを開始」という程度のニュース短信は見ていたが、まさか本当に帰ってきてくれるとは…。 ぶっ飛びましたね。スティーブンのアクションも、ジョーのギターも、そのままだった。 「ああ、よくぞ帰って来てくれた…」って感じ。あわててビデオに録画して、その晩だけで10回は見たかな。後年、Clipを集めたベストビデオ「Big Ones」が出たけど、この曲は落とされていて、歴史から抹殺されたビデオになってしまった。僕は大好きなビデオだったんだけど。 (追記)男2人と女1人のトリオでライブに突撃。VTR&会場録音にステージ最前列で挑戦し、途中でセキュリティに見つかって大脱走…というストーリー仕立て&ライブシーンの構成のビデオ。オチがあるんだけど、そこは書かないでおこう。 |