1970's Cool Hard Rocks
<1970'sハードロック選集>

選者:Masahiko'Jin'Satoh
ブリティッシュ・ロックなら、ビートグループ、モッズからスラッシュメタルまでという
TRUE BRITS主宰“ブリティッシュ・パパ”こと、Jinさんのセレクション。
テーマは、ズバリ「1970'sハードロック選集」の7枚。

選者からひと言
「もちろんオール・ブリティッシュ。年代的には70年代初頭がどうしても多くなってしまうけれどご勘弁」

Atomic Rooster :
Death Walks Behind You
アトミック・ルースター/死の影
Released : 1970
3ピースとしては異色のキーボード入りハードロック。
ハードなギターとヘヴィーなハモンドオルガンのバランスが絶妙。
典型的ブリティッシュ・ハードの音として90年代にも再評価された。
Black Sabbath : Masters Of Reality
ブラック・サバス/マスター・オブ・リアリティー
Released : 1971
90年代のメタル・シーンが70年代のハードロックとプログレに原点回帰した中で、最も影響を与えたのがこのアルバムだと思う。
ひたすら重くひたすら暗い70年代HR不滅の超名盤。
Uriah Heep : Demons & Wizards
ユーライア・ヒープ/悪魔と魔法使い
Released : 1972
一時代を築いた全盛期の4作目。アナログA面の流れは曲、構成ともにすばらしい。このバンドから一枚となるとこれ以外にはない。
Thin Lizzy : Fighting
シン・リジィ/ファイティング
Released : 1975
哀愁のツイン・ギター というといかにもヨーロッパ的だが、メロディアスなヴォーカルラインと 英国に反骨しながらアメリカンロックになりきれない不器用さが独自のHRとしての魅力に繋がっていた。
UFO : Force It
UFO/フォース・イット
Released : 1975
キーボードの導入によって、音楽性の幅を広げた成功例だと思う。
ヴォーカルが絶叫型ではなく、どちらかというと聞かせるタイプでもあるしギターもメロディー志向なだけに、キーボード系の音との相性も良い。聞かせるHRとして愛聴。
Foghat : Live
フォガット/ライヴ
Released : 1977
やっているのが典型的ブリティッシュ・ブルース・ロックでありながら,アメリカで活動を続け、アメリカ人になってしまったメンバー達。大音量で聴くべし。骨太で男性的。
Motorhead : Ace of Spades
モーターヘッド/エース・オブ・スペイズ
Released : 1980
理屈も屁理屈も一切なし。ひたすらやかましい轟音の渦に身を置くのが好きになれば、こんな心地よい音楽はない。

凡例
アーチスト名のアンダーライン(リンク)は、All Music Guideのアーチストページにリンクしています。
サンプル視聴は、部分的ですが音が聴けるCD NOWのアルバムページにリンクしています。



Text by British Papa/Masahiko'Jin'Satoh
Editor : Akira 2001