Roar of The Dragon Japan tour 1999-2000
Cross Review
2000/01/02 : Nagoya Dome

SEANOのエアロスミス名古屋公演リポート

text by SEANO

ご存知の方はご存知と思いますが・・・

こともあろうに、こーんなに大事な日に、
お年始の挨拶に寄った親戚宅で真っ昼間から深酒し
(久保田&越乃寒梅!何て今日という日にふさわしい!?)、
爆睡してしまった私とエアロ初体験の婚約者Tは、
会場に着いたのがライヴ開始約5分前(18時はとうに過ぎてた!
エアロがオンタイムで始めるバンドじゃない事に初めて感謝!?)でした。
チケットを先に送ってあった悪友A先生とその「元彼」エアキチY氏
(この日初対面)は既にスタンバイOK状態で「遅いじゃないのよっ!
もぉ何やってんだか・・・うわ、酒臭さ!」ってド叱られてしまいました(T_T)
いつものように、あの「ライヴ前独特の緊張感」を味わってる時間が
皆無だったのですが、客電が落ちた瞬間、有無を言わせず「それ」が
やって来ました。

ゴーッという音とともにスクリーンにはエアロのロゴ〜龍へと変わる
アニメーションが映し出され、いつの間にかステージ上に現れたBoys達は、
スクリーンの龍が飛び立つと同時に・・・

「Eat The Rich」。
酔いも一気に醒め、いきなりテンションアップ!
うわ、近ーい(7列目、真ん中辺りでした)!うわ、カッコエエ!
きゃー、スティーヴン!きゃー、ジョー!きゃー、トム!きゃー、ブラッド!きゃー、ジョーイ!!!
いぃざぁりぃっち!!!
と、ひとしきり騒いだ後(すみません、レポートになってません)、
ふと周囲を見渡すと、私の周辺(連れ3人を除く)だけなのでしょうか?
誰も拳振り上げて「いぃざぁりぃっち!」やってる人がいないのです。
ちょっと不安が頭を過ぎりましたが、その時の私にはそんなことはどうでも・・・
「ナァゴヤァー!」カウントダウンの「スマセーン!」といい、スティーヴンのニホンゴは
何故か微笑ましいですね。
50過ぎのオトナつかまえてナンですが、可愛い!

「Falling In Love」。
と続くにつれ、ようやく冷静さを取り戻し、いざ観察(ノりつつ)。
短髪にして若返った(!)ジョーイが肉眼で確認できるとは!感動でした。
大阪(WOWOW)に比べて、お髭が伸びたからか、少し黒っぽく見えました。
「ジョーイ面犬」のバスドラも拝めて(あれ、欲しい!)。

「Same Old〜」。
次にこれが来るの、わかっちゃいたけど「クゥーッ!」ってカンジ!

「Elevator」で「おういぇい!」と叫べてご満悦。でも、終わりのスティーヴン&ジョーのハモリ部分が
短くなってて♪あぁぁあん♪が聴けなかったのは残念。

「Edge」ときて、「Rag Doll」。これはジョーが動かない(動けない?)からよく見える!
あー、やっぱちょっとキースっぽいかも?あのサテンの赤シャツはアカデミー・ナイトと同じ?
なんて思いつつ隣に居た婚約者Tに目をやると、満面の笑みを湛えてステージを見ている。
「この曲、俺好きなんや」って言ってたもんね、あー連れて来て良かった!

続く「Dream On」では、スティーヴンの調子の良さが窺われるシャウトが聴け、
スタンド席ではライターの炎があちこちでユラユラ・・・ホントはやっちゃダメなんですよね?
でも凄くキレイでした。

「Janie’s〜」の後、「オゥシッ?・・・ニュゥシッ?」ってスティーヴン・・・何!?
・・・で、我が耳を疑っちゃった「No more2」。
えー、ウソ?こんなの演るんですかぁ?・・・あぁ、ナルホドそういう意味だったんですかぁ!
いやぁ、来た甲斐あったわっ♪と腰をふりふり踊ってた私にまた一撃!

何と!「Remember」じゃないですかっ!?
まさか「Night〜」の曲がここで出るとは!
この曲、私は密かに(?)好きでよく聴いていたんです!
♪じゃんオーノゥじゃんオーノゥじゃんオーノノノノゥ♪のブレイクに身を任せ、天にも昇る気持ちとはこういう事。

・・・すると、とどめ(?)の「Big ten inch」しかもフル。あーん、Boysも楽しげ!
もぉ、どうにでもしてっ!ってカンジで踊り狂いました。
怒涛の70年代作品三連発の後は・・・
「Full circle」と思いきや、「Pink」。ジョー、今日はレッドやん!とつっこみを入れ・・・
スティーヴンが投げたブルースハープ、取った人が羨ましい!!!

いつもよりラフなトムがベコベコッ!おお?「Let the music〜」や!
個人的には「Draw the line」の方がが聴きたかったんですけど、イントロのみ・・・ま、いっか。
Boysは縦横無人に動く動く。席が前過ぎて(超贅沢モン!罰当り!)右へ左へ、首が疲れるぅ・・・

ジョー見せ場(魅せ場?)の「Stop〜」に続いては「Mother popcorn」。
うぅ、予習の甲斐あってクラップハンドでノリまくり!
・・・しかしですね、ここで今まであんまり気にしない様にしてた客席のノリの悪さが(T_T)

これでどうだっ?の「Walk this way」。
スティーヴンとジョーは上手へ大サービス!
・・・だがしかし(沈没)。

それが祟ったのか(※後日、キーボードがトラブった為とわかったのですが)
「Miss a thing」ではなく「Cryin’」へ・・・
ホーンセクションの音がしなかったのは、それもやっぱりトラブルのせいだったのでしょうか?

あれよあれよという間に「Dude」へ。
えっ?もう本編終わり!?

いえいえ、畳み掛けるように「Mama kin」。
おー、これも聴きたかったのぉ♪これで本編が終わり、
じゃあ、アンコールに「Full circle」と「Miss a thing」を持ってくるのね、
と高をくくっていた私がバカでした(T_T)

薄いロゴ入りスクリーンが降りてきて、ステージはアンコール前のチェックに入りました。
私はかなりの酸欠状態だったので(日頃の運動不足が・・・)、
ちょっとだけ椅子にグッタリと座って「アンコール」拍手していたのですが、
余りにも周りの皆様の力無さげな拍手に「こうしちゃおれん!」と立ち上がると・・・

あれれ、アンコール始まっちゃいました。インターバル短い!・・・情けないのは私でした(T_T)

「Train kept a rollin’」
・・・しかし、おーないろん!と叫びつつもこの頃私の頭の中は不安でいっぱいでした。
この次は名古屋飛ばされちゃうんじゃないかって。あんまりだよぉ、今日の客!

「Sweet emotion」もうこうなったらヤケ!で踊り狂い、ジ・エンド。

・・・え?おしまい!?ホントに夢のごとし。
前情報のあった「Heartbreaker」は?「Full〜」は?「Miss a thing」は???

客電が付くと一斉に「えーーーっ?」と不満コール。
・・・あぁ、やっぱり。「Miss a thing」目当ての「にわかFan」がいかに多かったか。
でもせめて最低限の予習はして来てほしかったなぁ、という生意気な感想を持ってしまいました。

規制退場を待つ間、ステージの片付け(これがまた手際がイイ!
スタッフの皆様、正月早々仕事とはいえ御苦労様でした)をボーッと眺めながら、
「・・・しかし、良かったよねぇ」とY氏。
そうよね、思い返せば70年代三連発で充分モトは取ったカンジ。これ以上求めるのはバチ当たりかも?
はぁっ(sigh)・・・じわじわっと満腹感。

その後、ドーム外の「キッチンボウル」でお茶(もう呑めません!)しながら
A先生とY氏に大阪2Daysの報告(超羨ましかった!)をしてもらい、
ホエーッとした余韻に浸りつつ、ドームを後にしました。


余談ですが、
今年結婚する\(^-^)/私達は、披露宴のメインキャンドル点火で「Miss a thing」を流す時に、
司会者に「お二人はこの曲を1月にコンサートで聴かれて大変感動され、想い出に残っているそうで・・・」とか
何とか言ってもらおうと思っていたんですが、叶いませんでしたね(T_T)
でも、これも良い想い出かな?
くじけず予定通り使います・・・


・・・では、以上!
長々と「スマセーン!」でしたm(_ _)m
Very special thanx to Mr.Akira!

Cross Review
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