Roar of The Dragon Japan tour 1999-2000
Cross Review
2000/01/06 : Meet & Greet in Tokyo

一番緊張した瞬間

text by たむ

●たむさんから私信でいただいたものを、ご本人の許可を得て掲載しました。
M&G(ミート&グリート)初体験のリポートです。今回のM&Gの裏話は末尾に。


エアロに溺れた日々も終わり、日常が始まりました。
福岡でひいた風邪も、今はときたま咳がでるくらいにまで治りつつあります。

旅行中は、いろいろお話できてよかったです。
6日のオフ会にはM&Gの報告も兼ねて出席したかったのですが、
この風邪には勝てませんでした。
でも、人間不思議なもので、6日の夕方までは熱でふらふらしてたのですが、
M&G前後の1時間はそんなこと忘れるくらいハイテンションでした。
やはり「病は気から」なのでしょうか。
その分あとがつらかったけど。

M&Gは、Akiraさん、ふくやすさんのアドバイスが非常に役立ちました。
楽屋横の20畳ほどの部屋にみんな(30人弱)通されて、
そこで待つこと約10分かな? この時が一番緊張しました。
ペンとカメラも用意して準備万端!
そこにメンバー登場。

彼らが部屋に現れた途端、一瞬みんな息を呑むような、空気が止まったような
妙な間があったんです。
「どわ!本物!!」って感じで。
わたしも「もう待ったなしで始まっちゃうんだー」と改めて興奮してしまいました。
そんな妙な間のあと、一斉に「ハーイ!!」とか言いながらみんなお目当ての
メンバーに駆け寄り、後はしっちゃかめっちゃか。
M&Gは正味15分ほどあったようですが、わたしの感覚では測定不能。
「あっという間」としか表現できない時間でした。

わたしは直前まで悩んだ揚げ句、赤い9Lのホッケージャージにサインして
もらうことにしました。着たまま書いてもらいたかったので、パンフレットを
服の下に差し込んでそれを下敷きがわりにしてもらいました。
だからサインしてもらってる姿は非常に間抜けだったと思います。

まずは滞在時間が一番短いであろうジョーイ!
2、3人ほど順番待ちしていよいよ私の番。

Akiraさんにちゃんと英語を教えてもらってたのに、
「お願いします!!」ってばりばりの日本語で話してしまいました。
彼は既にmy黒ペンを持ってたので、ジャージのお腹のあたりに
サインしてもらいました。
彼は透き通った瞳をしてて、無表情でなんだか恐かったです。
機嫌悪いのかなーとも思ったのですが、ちゃんとフルネームでサインしてくれました。

次は私の一番のお目当てであるジョー。
しかしながら、このときの彼に関しての記憶は全くありません。
わたしの生涯で一番舞い上がって、一番緊張した瞬間だったのだと、
後になって思いました。
でもちゃんと左胸のあたりに金色のペンでサインしてもらってるし、
特大のウイングまである!!
夢じゃなかったのね。
写真は一緒に行った友達から近々送られて来る予定なので
なんともいえませんが、とにかく私はデカイ仕事をやり遂げたのでした。

ブラッド、トムは本当に気さくでした。サインはブラッドが一番丁寧にしっかり
書いてくれてたし、トムはカメラを引っ込めるまでずっとポーズを決め続けて
くれてました。トムの写真が一番多い。

最後は御大スティーブン。彼の周りには常に人垣。このあたりで「もう時間
ないですよー!」っていうスタッフの声が! 思い切って正面から「お願いしま
す!!」ってまたまた日本語で・・・。今度は右胸に書いてもらいました。

全ての目標を完遂した後、ジョーの撮影に没頭しようと会場を見回したら、
あれ?? 他のメンバーが誰もいない!!
ふくやすさんのおっしゃってたとおりスティーブンだけが最後までいてくれてたのでした。
あー、アドバイス聞いててよかった。

翌7日、開演前に偶然ふくやすさんにお会いしたので、ホッケージャージの
鑑定をしていただきました。トム、ブラッド、ジョーイみんなフルネーム!!
ジョーのウイングもばっちしだしスティーブンは最後に「X」のキスマーク付き。
「これ、ちゃんとそろってるよ!」と一応合格点を頂きました。
いやはや、うれしゅうございました。

現像した写真には、自分の姿は全く写っていません。ですがメンバーが使い
捨てカメラを構えるわたしに向かって、にっこりと笑顔を向けてくれてるだけで
十分でした。何度も写真を見返すのですが、その度にニヤついている自分が
います。人間の欲は際限ないもので、ミーハー度にさらに拍車がかかりそうです。

今回のライブは面白いセットリストが多くてうれしかったです。個人的には31日と
名古屋が好きかな。会場の盛り上がりはやっぱし最終日が凄かったかな・・・。
家に帰って、もう廃人のような生活になるかと思ったけど、ライブ6回観てメンバー
に会うっていう目標を全て完遂できたためか、非常に心満たされています。
(体はぼろぼろだけど)彼らにもらった元気で、この1年がんばってみようと思います。
エアロのファンで、ホントに良かった!!

長々と書いてしまいました。Akiraさんにはこの感動をお伝えしたかったのです。
では、またメンバーともどもお会いできることを楽しみにして!










































text by たむ (2000/01/14)




原文は個人的にいただいたメールだったので掲載はダメかな…と思ったけれど、たむさんに快諾いただいた。

●M&G(ミート&グリート)裏ばなし
M&Gは、ファンクラブAF1(エアロ・フォース・ワン)主催の海外パッケージツアーの目玉企画。
ライブを楽しむだけでなく、楽屋訪問のような形でメンバーと会うチャンスももらえる。
(M&Gが開催されないパッケージツアーもあるので、注意)。

この1月6日のM&Gに参加したのは、昨年春に行われたアメリカ・バスツアー組。
実はそのとき、インフルエンザでエアロスミスが公演キャンセル。
ライブ4回の予定が2回に(2回は公演自体が中止)、M&Gまで中止という悲運に見舞われた。
M&G中止を聞いて泣きだした人もいたっていうもんなぁー。そのためにアメリカ行ったのに…。
わかるよなぁ、その気持ち。

話は聞いていたので、大阪重爆撃ツアー@12/31狂乱の年越しオフ(なんか前と名前が違うぞ)で
会ったたむ・えろえろすみすちゃこ組ご一行が、東京で代行M&Gを開いてもらえると聞いて、
「9か月間の思いを爆発させていらっしゃい!」と、送り出したのであった(^^;;

全員のサインが無事にもらえて、よかったよかった(^^
(文責・Akira)

上のイメージは、Aerosmith Dot Com : News From The Roadより引用

Cross Review
12/31 痛みは忘れた… by yomomo
01/02 SEANOの名古屋リポート
01/04 福岡〜ライヴレヴュー(もどき)〜 by moomin
01/06 東京M&G:一番緊張した瞬間 by たむ
01/06 何回見たって足りないよ by yomomo
01/07 ステージが見えない by yomomo

Japan Tour Specila edition 目次はこちら
Back to TOP


Copyright : Akira 1999-2000