Roar of The Dragon Japan tour 1999-2000
Cross Review
1999/12/31 : Osaka Dome

痛みは忘れた…
text by yomomo

楽しみが待っているというときは人間誰しも
あらゆる犠牲も苦にならない。。
行きは12/30の深夜鈍行の東海道線。
椅子席はただのBOX席だし、寝られないし
暑いし、途中で暖房切れて寒いし。。
でもエアロを見られるんだったら、そんな事は一切関係なかった。
ほとんど睡眠もとれずに夕方大阪ドームへ。
念願のエアロフラッグを書くために駅に着く。

なんて書こう?英語できないよぉ〜。
しかし気持ちはこれしかない!
「Love!Love! by Yomomo」
あーーなんて単純でアホな私。

席は正面を向いて右端スクリーン前のアリーナ。
端っこすぎるけれど、花道はすぐだし、98年の時は
豆粒にしか見えなかった東京ドームの2F席から比べれば
私にとってはそれはそれは至福の席。
たくさんの人が今回のチケを取るのに奔走したと思う。
私も出来うる限り、自分の財布が赤になるのを覚悟しながら
奔走した。それでも良いと思えたのもやはりはじめて見た
98年ライブがたとえ豆粒席でも、そんな事もすっかり忘れさせて
くれたライブであったから、また見たい!もっと見たい!絶対見たい!
ただそれだけの情熱が自分のお尻を叩かせた。。


大阪ドームに入ると、なんと手渡されたのは「ジェット風船!」
な、な、なんと私がやりたかった物を大阪ドームは用意してくれていた!
それだけでも、ライブへの興奮が高まった。(単純)
バックチェリーは事前にCDを聞いていたし、結構気に入ってもいて、
また近くにバックチェリーファンが居たのもあって、非常に盛りあがった。
ところがセットチェンジの時に、私が居た側のところがどうも搬入口だった
為、MR.BIGが始まる前にバックチェリーのセットを搬出する為に
トラックが乗り込んで来たお陰で、非常に寒く、私は若ぶって
皮短パンにノースリーブだったのだが、あまりの寒さに急遽コートを羽織って
座っていたら、MR.BIGが始まった。
ところが立てない。。やばい!風邪をひいたのか!
そうじゃなくてもここ数週間は多忙で風邪をひきかけていたのに
薬や栄養剤でごまかしてなんとか大阪まで来たんだ!
今倒れてはもともこもない!
ごめんね。MR.BIG。私は座ってスクリーンをゆっくり拝見することにする。

ところがこんな席でも良い事はあるもんだ。
MR.BIGが終了した時に、バックチェリーのメンバーが出てきたではないか!
うっひょーーっ!ますます一人私は「Crazy」になっていく。。

WOWOWの放送もある為、カメラクレーンがあっちこっち動く!
映れるものなら、映りたい! だってお家で録画お願いしてきたんだし、
思い出にもなるし。。(後で確認したら自分だけが自分とわかるくらいの大きさで
映っていた)

Waveが続く、どこまでも続く。。
こういう興奮はやっぱり会場じゃないと味わえない。。
そして暗転。。
ここからはもう一人Steven状態!彼の手が動けば私も動く。
彼が腰を振れば私も振る。。お決まりのポーズも何度も見たビデオで練習済み。
ライブはただCrazyになれる場所。
うしろでアイスを食べているカップルがいようが、「曲がわかんなーい」といっている人が
居ようが、そんなこたー知ったことじゃない!
この時間を私自身が楽しむことが、Boysに気持ちを伝えられる唯一の手段!

次々とお気に入りのナンバー(なんか古いな。。この表現。(^^ゞ)が
叩きこむように続けられ、周りのみんながごそごそと風船を膨らまし始めている。
基本的に時計をしない人間なので、「えっ!もうそんな時間なの!!」と
慌てる慌てる。
しかし既に曲はMamakin。。肺活量も既に少なくなっている。
えいっ!ぷーーーーーっ。。膨らまない。。
も一回。えいっ。。ぷーーーーーっ。ゼイゼイゼイゼイ。
ぷっ、ぷーーーっ!!とその時、ギクッ!
日ごろの運動不足と疲れのせいで、年齢よりも体力年齢を失っていた私に
更なる恐怖が。。プチギックリ腰手前2日前状態。。
風船を膨らまそうとして、こんな時に腰に激痛が走る。。
実はMamakinどころじゃなかった。。
こんな時にプチギックリ腰をしている場合じゃない!
こんなんで担架で運ばれたら私の1000年期は大笑いすぎる!
念願のカウントダウンまでもう少しだちゅーに!
でも風船も飛ばしたい!(ちっちゃなこだわり)
最後のパワーを腹筋に込めて、えいっ!やーーーっ!
ぷーーーーーーーーーーーっ!
まるで風船ダイエット教室。。
そんなこんなで無事に念願の風船は人より小さいけれど膨らんだ。。

やや腰に痛みを帯びつつもほっとしているのもつかの間!
だだだ大好きなTrain Kept A Rollin'じゃないか!!
しかもなんか異常に早く感じるのは私だけ??
腰が。。腰が。。あああっ、、Steィィィィven〜。。

ドラがなる。「スイマセーーン!スイマセーーン!」
スクリーンにカウントが現れる。。
5・4・3・2・1 
Happy New Year!!!!!!
私の席の方までは風船も紙ふぶきもなかったけれど
一斉に飛ばされた風船が頭の上に降ってくる。

気がつけば止められているはずなのに、椅子に乗って
歓声を上げまくっていた。(良い子のみなさんは真似しないように!)
私の周りにも何人か椅子に乗っていた人は警備員に注意されていた!
が、何故か私は注意されない。(通路すぐなのに。。)
後でこの点を友人に話したら
「yomomoを注意できる警備員はいないでしょ。命知らずでしょ」といわれ
エアロパワービームを発して警備員をやっつけたんだと解釈。

ライブを見られるだけでも感動なのに、夢にまで見たカウントダウンを
エアロと一緒に出来るなんて。。
指をくわえ人のボストンカウントダウン話を聞いたり読んだりしていた
去年の私が今ここにいる!

Boysありがとう!
UDOありがとう!
神様ありがとう!

ステージではファミリーがいとおしそうに抱き合い、握手を交わしている。
なんて素敵なんだろう。。ほんと涙が出た。。

Stevenが祈りをささげている。。
ド緊張のWOWOWのおねーちゃんの声がよく聞き取れなかったけれど
英語なんてわからなくても、心にジーーーンと来た。更に涙。。

オーバーかもしれないけれど、走馬灯の様にいろんな事が浮かんできた。
エアロの事もそうだけれど、自分自身のいろんな事。。
落ちこむとベッドで「Walk This Way」をペラペラをめくって
なんとか自分を励ましてきて事。。
Stevenと同じブレスが欲しくて探したこと。
Netでいろいろエアロ情報をむさぼったこと。
カラオケで熱唱している事。

そしてFULL CIRCLEへ
あああっ、NetでQTMovieで何度も何度も見たっけな。

やっぱり来てよかった!
見ることが出来てよかった!

客電がついて、しばし呆然。。
でも腰の痛みはもうとっくに忘れていた。。。

text by yomomo (2000/01/10)

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