Aerosmith : 1973-1982
Version 1.00 : 2003/06/15 (since 00/07/30)


全曲目表は、スリーブ(ジャケット画像)をクリックするとご覧いただけます。
※RIAA=全米レコード協会の出荷枚数認定(発売時から現在までの総計)
全米チャートは、Billboardチャートの成績による
1973/01 : AEROSMITH [野獣生誕]

最高位 : 21位(1976年)チャートイン : 57週RIAA : 200万枚認定
Produced By : Adrian Barber
01. Make It
02. Somebody
03. Dream On
04. One Way Street
05. Mama Kin
06. Write Me a Letter
07. Movin' Out
08. Walking the Dog

◆ボストンのインターミディ・スタジオでわずか2週間で録音されたデビュー作。過去2年バンドが温めてきた曲を、一発録りに近い状態で記録。
◆1972年末制作にしては、録音技術などプロダクション面はあまりにチープ。約30年経った今も聴けるのは、曲のよさとアルバムにかける意気込みのせい…と言ったら褒め過ぎか。
「Dream On」は1973年に59位のマイナーヒット。1976年にシングル再発した際に6位に。
◆アルバムは1973年発売時は166位、1976年「DreamOn」ヒット時に21位。
1974/03 : GET YOUR WINGS [飛べ!エアロスミス]

全米74位(1976年)/チャートイン通算86週 [RIAA 300万認定]
最高位 : 位(1976年)チャートイン : 週RIAA : 300万枚認定

Produced by : Jack Douglas and Ray Colcord
01. Same Old Song and Dance
02. Lord of the Thighs
03. Spaced
04. Woman of the World
05. S.O.S. (Too Bad)
06. Train Kept A Rollin'
07. Seasons of Wither
08. Pandora's Box

◆レコード作りのテクニックをエアロに教え、6人目のエアロスミスと呼ばれた相棒、ジャック・ダグラスの初プロデュース作。
◆エアロが最初に目指したもの、ジャックがエアロに感じたもの=「アメリカのヤードバーズ」を形にしたアルバム。全編イギリス志向のハードロックを聴かせる。
◆発売当初の1974年の最高位は100位だが、東海岸重点ツアーで人気を勝ち取り1年以上売れ続けた(チャートイン通算86週のロングセラー!)。1975年4月、エアロ初のゴールドディスク(50万枚突破)に認定。Same Old Songなど今もステージで演奏される曲を多数収録している。
◆1976年に「AEROSMITH」「TOUS」と3枚同時チャートインしたときに、最高74位を記録。
1975/04 : TOYS IN THE ATTIC [闇夜のヘヴィロック]

全米:#11/1975年 [RIAA 800万認定]
最高位 : 位(1976年)チャートイン : 週RIAA : 800万枚認定
Produced By : Jack Douglas
01. Toys In The Attic
02. Uncle Salty
03. Adam's Apple
04. Walk This Way
05. Big Ten Inch Record
06. Sweet Emotion
07. No More No More
08. Round And Round
09. You See Me Crying

初期の代表作。約3年に渡りチャートインしたロングセラー。真似しようとしても真似られないエアロサウンドの要、ファンキーなリズム隊が威力を発揮し始めたアルバム。さまざまなアイデアをぶち込みバラエティに富んだ曲を聴かせる。
◆夏ツアーの成功もあり、約4か月で全米11位まで駆け登る。シングルカットされたSweet Emotionが初の全米TOP40ヒットに。再発「Dream On」をはさんで、今度は「Walk This Way」が全米10位のヒット。
1976/05 : ROCKS

全米:#3 [RIAA 400万認定]
最高位 : 位(1976年)チャートイン : 週RIAA : 400万枚認定
Produced By : Jack Douglas and Aerosmith
01. Back in the Saddle
02. Last Child
03. Rats in the Cellar
04. Combination
05. Sick as a Dog
06. Nobody's Fault
07. Get the Lead Out
08. Lick and a Promise
09. Home Tonight

◆発売とほぼ同時にプラチナ認定の大ヒット。実力人気ともに絶頂期。
◆バンドの練習場、ボストンのホエアハウスで曲作りとベーシックトラックを録音。レコードプラントで仕上げを行っている。粘っこいリズムで聴かせるブラッド作曲の「Last Child」、トム作曲の「Sick As A Dog」など、同じハードロックでもエアロ独自の路線が確立されている。
◆シングルチャートでは、またまたヒットに恵まれず。11月に前作から「Walk This Way」を再発売。
1977/11 : DRAW THE LINE

全米:#11 [RIAA 200万認定]
最高位 : 位(1976年)チャートイン : 週RIAA : 万枚認定
Produced By : Jack Douglas and Aerosmith
01. Draw the Line
02. I Wanna Know Why
03. Critical Mass
04. Get It Up
05. Bright Light Fright
06. Kings and Queens
07. Hand That Feeds
08. Sight for Sore Eyes
09. Milk Cow Blues

◆1977年1〜2月の初来日の直後に録音開始。創作意欲の低下、ドラッグ禍などから曲作りが難航。セニクル(元修道院の豪邸)で約3か月間録音の後、レコードプラントで編集と追加録音、結局半年以上の時間をかけて完成した。
◆ジョーがソロで歌うBright Light Fright、ジョー抜きで録音されたKings And Queensなど曲調の変化が激しい。発売当時に聴いたファンは賛否両論、バンドが悪い方向へ向かっていることを敏感に感じとった作品である。全編漂う危機感と緊張感が、このアルバムの持ち味。
1978/11 : LIVE! BOOTLEG

全米:#13 [RIAA 100万認定]
最高位 : 位(1976年)チャートイン : 週RIAA : 万枚認定
Produced By : Jack Douglas and Aerosmith
01. Back in the Saddle
02. Sweet Emotion
03. Lord of the Thighs
04. Toys in the Attic
05. Last Child
06. Come Together
07. Walk This Way
08. Sick as a Dog
09. Dream On
10. Chip Away the Stone
11. Sight for Sore Eyes
12. Mama Kin
13. S.O.S. (Too Bad)
14. I Ain't Got You
15. Mother Popcorn
16. Drwa The Line
17. Train Kept a Rollin'/Strangers in the Night

◆1977年夏と'78年春夏ツアーの音源に、デビュー直後の1973年のラジオ音源2曲を加えた初のライブアルバム。
◆当時大ヒットしたピーター・フランプトンの「フランプトン・カムズ・アライブ」、レッド・ツェッペリンの「永遠の歌」など“完璧なライブ盤”に、真っ向から挑戦状を突きつけた作品。スタジオでの修正を極力控え、ライブの生の姿を刻み込んだ名作。
◆ジャケットや編集までブートレグ(海賊盤)を意識したアイデアと遊び心が満載。ただし編集の遊びはCD1枚に再編集されたときに、かなり消されてしまった。
1979/11 : NIGHT IN THE RUTS

全米:#14 [RIAA 100万認定]
最高位 : 位(1976年)チャートイン : 週RIAA : 万枚認定

Produced By : Gary Lyons & Aerosmith
01. No Surprize
02. Chiquita
03. Remember (Walking in the Sand)
04. Cheese Cake
05. Three Mile Smile
06. Reefer Head Woman
07. Bone to Bone (Coney Island White Fish Boy)
08. Think About It
09. Mia

◆ジャックと袂を分かち、プロデューサーがゲイリー・ライオンズに交代。制作途中の7月末にジョー・ペリーが脱退。
◆このアルバムに最もブレーキをかけたのがスティーブンの歌詞の遅れ。ジョー脱退後は、残されたテープをリッチー・スパ、正式メンバーとなるジミー・クレスポが手を加えて完成した。
◆諸説あるが、Mia以外は何らかのジョーの手が入っている(9曲中5曲にはジョーが作曲者にクレジット)。その遺産のテープを基に作業が進められたため、皮肉にも途中で脱退したジョーのカラーが強く出た作品。
1982/08 : ROCK IN A HARD PLACE [美獣乱舞]

全米:#32 [RIAA 50万認定]
最高位 : 位(1976年)チャートイン : 週RIAA : 万枚認定
Produced By : Jack Douglas, Steven Tyler & Tony Bongiovi
01. Jailbait
02. Lightning Strikes
03. Bitch's Brew
04. Bolivian Ragamuffin
05. Cry Me a River
06. Prelude to Joanie
07. Joanie's Butterfly
08. Rock in a Hard Place (Cheshire Cat)
09. Jig Is Up
10. Push Comes to Shove

◆ブラッドまでが脱退(このアルバムには1曲のみ参加)。ついに両翼を失ったエアロが満身創痍で完成させた作品。
◆新メンバーは、前作に関わったジミー・クレスポと、リック・デュフェイ。大半もスティーブンとジミーの共作曲。ブラッドは、リッチー・スパ作のLightning Strikesに参加。この曲を聴いたジョーがジェラシーを感じたという、見事なエアロ節になっている(80年代後半、ジョー復帰後もこの曲は演奏された)。
◆Lightning StrikesとJaitbait、オープニングの2曲はいい。ほかの曲も出来は悪くないが、エアロサウンドにはほど遠い。

これ以降(1985年〜)のアルバムはこちら

Columbia 音源の編集盤・ベスト盤
上で紹介した1973-1982年までの音源で作られた編集盤の主なもの↓




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